入社を決めたきっかけ
大学では考古学を専攻していました。学生時代は主に弥生時代の北部九州の甕棺墓などを勉強していました。
前職は英語教材の営業職でしたが、考古学がどうしても諦めきらず島田組に入社しました。転職活動では考古学を軸に活動していました。島田組は全国各地の遺跡を調査されているので、弥生時代の各地の土器や遺跡を見れると考えると非常にわくわくしていました。また、すでに新卒で島田組に入社している大学時代の友人から、島田組に九州支店ができるということを教えて頂き、すぐに面接を申し込みました。島田組を教えて頂いた友人には感謝しています。
仕事のやりがいや苦労すること
毎日遺跡に入り、遺物を触り、実測ができ、考古学漬けの日々でとても幸せです。遺物が出土する度に感動しています。私にはまだまだ考古学の知識がありませんので、現場の先生や先輩方にいつも質問しています。考古学の知識が増えることは非常に嬉しく仕事の糧になります。終業後は現場で出土した遺物の編年や、各地の弥生土器編年などの勉強に充てています。休日には専門書を持って各地の資料館に行っています。
実測も当初は全く書けませんでしたが、先生や先輩方のご指導のお陰で少しづつでありますが、書けるようになりました。平面実測や断面実測をはじめ、遺構の礫群や井戸なども書かせて頂いてます。今では手実測が楽しくて仕方ありません。
苦労することとしては、私は筆圧が強いため、図面を訂正する際はなかなか消えません。図面に夢中になり過ぎるあまり、濃く書いてしまうことが何度もあります。消すことも考えて余裕をもって書いていきたいです。
自分で手ガリで掘っている際、土器が出てきた時は興奮のあまりすぐに取り上げてしまいそうになります。しかしどの層から出てきたのかも重要なので取り上げたいのを我慢しています。
今後の目標
考古学者になりたいです。何十年後になるか分かりませんが、生涯考古学に携わっていきたいと考えています。私の大好きな弥生時代の先生に近づけるよう研究していきたいです。
自分の見解が出せるようになるまで、日々考古学のことを考えます。